自宅サーバーのまねごと
2003.10.13  2003.11.29 2006.01.18 改訂 2012.1.8 停止

自宅サーバーは停止しました。以下は過去のことで、現在は外部のレンタルサーバーから発信しています。

このページは、自宅のリナックスマシンをつかって提供しています。ほとんど自己満足の世界ですが、 これをやるとネットワークのしくみがほぼ完璧に理解できるようになります。また、ハードのこともわかってきます。つまり今まではブラックボックスだったコ ンピュータの中が少し見えはじめるのです。
ただ、膨大な時間を要します。

1.自宅サーバー
Windowsマシンを更新しました。古いマシンを処分するのはもったいので、それにLinuxをインストールすることにしました。(ちょっとLinuxを勉強したいくらいの軽い気持ちです)。すこしかじるとせっかくだからということでサーバーとして使いたくなりました。ファイル置き場(どこからでも、ファイルを使えるようにしたいのです。つまりインターネットをオフィスにする計画です。プロバイダーのサーバーではたいてい禁止されていますし、使えても容量オーバーになってしまいます)として使うことが第一の目的です。(という建前ですがこれも自己満足にすぎません)。

LinuxはOSの一種です。使いやすさはWindowsまではいきません(私が慣れていないだけです。ソフトもただだし、ウイルスの心配もしなくてすむ ので将来はこちらを使おうと思っています)が、安定性があること、値段がやすいこと(基本的にはただ)セキュリティーが優れていることが特徴です。サー バーとして使うのに適しています。最初はTurbolinuxを使っていましたが、Re Hat Linuxに変えました。現在はわかりやすいマニュアルが市販されているというだけの理由です。
Windowsが走る(前に走っていた)マシンならたいていLinuxも走ります。またマシンに搭載されているビデオカード、LANカードなどのほとんど の機器がLinux上でも動きます。インストールは本に書いてあるとおりにすればうまくいきます。むしろWindowsなどより簡単です。

2.設定
何度も設定をやりなおし試行錯誤の末に下のようなシステムができました。

概要
通常はリナックスマシンはスイッチをつけておくだけで、ファイル操作などはWindowマシンのほうから行います。
Linuxマシンは設定の時だけディスプレイを切り替えて使います。Displayが1台しかない(^^;
Linuxは書籍の付録を使いました。実際は、この内部IPアドレスではありません。

3.セキュリティー
これが難しいかったのですが、サーバーとルータの両方にかなりあついファイアウォールをかけています。また外部から使用できるサービスは、HTMLと  FTPだけです。USER は今のところ私だけです。
FTPはサーバーにはVsftp、HTTPサーバーにはApache を使っています。

4.ドメイン名
ブロードバンドを使う場合、グローバルアドレスは、プロバイダーから勝手に割り当てられるものです。したがってルータやモデムのスイッチを切る と、アドレスが替わりますが、ダイナミックDNSを使うとかいろいろありますが、ここは一番簡単な方法をとりました。
DNS東京 というサイトがあります。ここでは無料でサブドメインを提供し、そのサブドメイン名と現在のグローバルIPアドレスを登録すれば、そのサブドメイン名で、 自宅のサーバーにつながるようになります。IPアドレスが替わると自動的に登録を変更することもできるようなのですが、頭が悪くてそのやり方がわかりませ ん。めったにスイッチは切らないので、手動で登録を変更しています。現在の emca-yoshida.ns.tc がサブドメイン名です
DNS東京から、「2003年11末日でサービスを停止する」という通告がありました。サーバーの負担が大きいからだそうです。やはり「無 料」はいけませんね(^^;
それで、急遽、NIFTY 経由で takashiyoshida.com というドメインを取得(年間4800円)、接続は光なので NIFTYダイナミックDNSを使うことにしました(月500円・・NIFTYはオプ ション一つつけるたびに課金しますね・・・でもずっとこのNIFTYでパソコン通信の時代からやってきたので、NIFTY−IDを手放すわけにはいきませ ん)。おそらくこのドメイン名は、死ぬまで持っていけるでしょう。 また、IPアドレス更新はWindowsから DICE を使って行っています。

5.自宅コンピュターのむこうずね
ときどきつながらないことがあります。
1 接続業者側が勝手にIPアドレスをかえた場合はこちらはすぐにわかりません。ただし、DICEの設定で10分ごとにIPアドレスを監視するようにして いますので、最大10分後には接続できます。(終端装置のスイッチを切らない限りIPアドレスは変わらないようです。
2 自宅が停電の場合は、回復まで待っていただくしかありません。回復してもコンピュータは自動的に起動しないので私が自宅にいなければ、ずっとダウンし たままでしょう。
3 足をひっかけてスイッチが切れた場合は、普通は2〜3分で回復しますが、私が酔っぱらっている場合などは翌日まで待ってもらったと思います。
4 泥棒が入ってコンピュータを持っていった場合は、どうしようもありません。

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