2008,02,16, Saturday
学習指導要領
昨日は、悩み事があって珍しく落ち込んでいたが、夜に突然いいことがあって元気になった。ところが、朝またがっかりすることがおきた。旅に持ってきたノートパソコンが凍っていて、立ち上がらなくなった。スイッチを入れても電源は入るが、うんともすんともいわない。旅行中に書いたものがだめになる可能性がある。
しかしなんとかなるだろうと、気を取り直して・・・ネットカフェで作業をしたついでに、これを書いている。 昨日、学習指導要領の改訂案が発表された(まだ案の段階である)。 文部科学省のHPに出ている 音楽科にもいくつか変更点がある。 1 中学校の目標に「音楽文化に親しむ」が追加された。 2 「創作」が小学校では「音楽づくり」になった。 3 小学校も中学校も、各活動分野ごとに指導事項が示された(小、中が統一されている)。 4 表現と鑑賞の活動を共通に支える「共通事項」が追加された。 5 伝統音楽がさらに重視されることになった(小学校の鑑賞教材、中学校の伝統的な歌唱など) これは、中央教育審議会答申にも書かれてあったのである程度予想できた。 しかし、次の二点についてはちょっぴり驚いた。 1 中学校共通歌唱教材の復活 以前の共通教材のうちから7曲を示し、このうちから各学年で1曲以上扱う。まあ、教科書には現在でも掲載されているので実際的な変化があるどうか。 2 共通事項に「間(ま)」「序破急」 この概念を中学生に理解させるのはかなり難しい。感じさせるのはもっと難しいかも知れない。どのような授業をづくりをすればよいのか。想像がつかない。 そして私がこだわっている唱法は 「相対的な音程感覚を育てるために,適宜,移動ド唱法を用いること」になった。 「原則」から「適宜」への後退と見るべきか。「相対的な音程感覚を育てるために」とすることで意義を明確にしたと見るべきか。 まだまだある。いいたいこともある。1ヶ月間意見を意見を公募(パブリック・コメントというそうだ)するそうである。出してみるか。 |