2008,02,14, Thursday
安物買いの・・・・・
いろはカルタに「安物買いの銭失い」という句がある。
自慢じゃないが、私は安物買いである。そしてかなりの銭失いである。ただし、私が安物買いであることと銭失いであることの因果関係は低い。酔っぱらって財布を落としたりすられたりしたことは何度あったかわからない。 私の身につけているものは、本当に安い。安い服、安い時計、安い靴、安い鞄。上からざっと計算しても4桁で事足りる。私が冬中着ているあの黒い色のセーターは980円である。 とは言うものの、信じられないかもしれないが、私は実はそういうことに全く無頓着だと言うわけではないのである。結構ブランドには関心があるし、インターネットで調べたりもする。また、上京すればデパートなどで見て回ることもある。思い切って買しまおうと思うこともあるのだが、たいていは躊躇してしまうのである。 「銭失い」のせいもある。落とさなくても、生活費以外はお酒と本に消えてしまう。それに気前も良くはないが、悪い方でもない。 しかし、それ以上に「高級品は高級な人間が身につけるべき物」と言う考えを抜け出せないのだ(おそらく古いのである)。まだまだ自分は仕事的にも人間的にも未熟だと思っている。だからそういうものを身につけるのは気が引けるのである。気恥ずかしいのである。もちろんそれは自分の感覚であって人に押しつける気はない。「下品な人間が高級なものを身につけている」と非難する気もない。反対に上手に身につけている人をうらやましいと思う。私自身の問題である。ただし、いつかはそういったものを自然に身につけられるようになって見たいと思う。一生ないかもしれない。 と言うわけで、今旅行中である。ワイシャツが足りなくなったので、宿泊しているところの近くで買った。760円だった。 |