2007,08,27, Monday
寿行さん逝く
作家の西村寿行(じゅこう)氏がなくなった。 引っ越しの時に処分したつもりだったのだが、本が数冊残っていた。そうだ、若い頃(20〜30代)に読みまくったのだ。 話はワンパターンである。まず、主人公の妻や恋人が拉致される。陵辱されたり(この場面が詳しく描写される)、殺されたりする(とても残忍である)。あるいは、主人公自身が屈辱を味わう。主人公はそこで復讐を誓う。 「殺してやる!」 刑事や検事の場合は、 「吊してやる!」 痛快でちょっと(かなり)Hな小説だった。 結末は分かり切っているのに、ついつい買って読んでしまっていたような気がする。Hなシーンにつられたのだろうか(笑)。今考えると、大いなる時間の無駄遣いだった。でも、とても楽しませてくれたので、合掌。 |