2007,05,10, Thursday
本の行方
インターネットの古本屋で絶版になった専門書を買った。音楽教育関係の本である。著者は結構面識のある(どちらかと言うと親しい)A氏。その本が送られて来て表紙を見て驚いた。次のような著者のサインがある。
謹呈 B 様 '○○年 A このB氏も知っている人なのだが、すでに亡くなっている。おそらく遺族がその処分に困って古本屋に売却したのだろう。そのおかげで私が入手できたのだから良かったことは良かったのだが、何となく複雑な気持ちである。もし著者が知ったらあまり良い気持ちはしないだろう。 このような状況を見ると、自分が死んだあとの本の行き先を決めておいたほうが良いと思った。 種類ごとにだいたいは決めているのだが、まだ文字に残していないのでひょっとしたら全部古本屋に行くか消却されてしまうかも知れない。 |