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おもしろすぎる(その2)
おもしろすぎる。そしてうれしくなる。
いろいろな事柄の中で外国人の筆者らが一人残らず一致する事がある。それは日本が子供たちの天国だということである。この国の子供達はは親切に取り扱われるばかりでなく、他のいずれの国の子供達よりも多くの自由を持ち、その自由を濫用することはより少なく、気持ちのよい経験の、より多くの変化を持っている(吉田注 少し変な訳だなあ)。赤坊時代にはしょっ中、お母さんなり他の人なりの背に乗っている。刑罰もなく、咎める(ママ)こともなく、叱られることもなく五月蠅く愚図愚図いわれることもない。日本の子供が受ける恩恵と特典とから考えると、彼らは如何にも甘やかされて増長して了い(ママ)そうであるが、而も世界中で両親を敬愛して老年者を尊敬すること日本の子供に如くものはなない。

E.S.モース『日本その日その日1−3』(平凡社東洋文庫・1970)

上の文はこの本の中の「1877年の日本」の一部である。著者のモースは日本近海の腕足類の研究のために明治のはじめに日本に来て、大森貝塚の発掘などで知られた人である。この人の書いた言わば、日本を対象にしたエスノグラフィーである。

この人は、生物学者らしく? 見たものをすべてスケッチしている。この本の開いたほぼすべてのページに見られる挿絵を見ていくだけでも楽しくなる。もちろん当時の音楽の場面も出てくる。いかにも音が鳴ってきそうである。

この本は1970年当時の1冊あたり定価で450円。この3冊を私は「日本の古本屋」で3冊を送料込みで約4000円弱で入手した。ちょっと得した気分である。

| | 04:04 AM | comments (0) |
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